この記事は、2023年8月22日(火)に行われたイベント『場ったりオフ会Vol.2』の模様をお届けするレポート記事です。
場ったりオフ会とは?
人と人との出会いの場をつくる、ゆるゆる雑談ワークショップイベント。
テーマに沿って雑談し、自然な表情を引き出したら、カメラマンがパシャっとシャッターを切ります。撮った写真は参加特典としてプレゼント。SNSのアイコンなどにご自由にお使いいただけます。
第一回の様子はこちらからご覧ください。
初めましても、二度目ましても
第二回となる場ったりオフ会、会場となったのは普段カフェ・レストランとして営業する「綴cafe」。普段はお客さんの居心地を考えて配置されているカフェのテーブルを、贅沢に中央に集めて、くっ付けて、15人の参加者が全員の顔を見て話せるよう、大きな一つのテーブルをつくります。
初回と同様、各々が持ち込んだ夜ごはんやお菓子、差し入れをテーブルに広げたら、いよいよ乾杯。今回のメンバーは、前回参加してくれた方が半分、もう半分は第二回からの参加となる「初めまして」の人たちでした。
くっつく、はなれる、またくっつく
場ったりオフ会の名物(にしたいと編集部が目論む)、「はなすの種カード」、は今回もいい感じに初対面の緊張感をほぐしてくれます。
「目玉焼きにかけるなら?」
というお題に対し「ソース」「塩コショウ」「絶対に醤油!」「ケチャップ」と、さまざまな意見が飛び交いました。
誰かが「特にこだわりはないかなー、その時の気分で」というと、醤油至上主義一派とソース連合軍のスカウト合戦が始まります。そうしてみんなで笑い合って、お互いの話を引き出しながら、会場は次第に熱を帯びていきました。
その時、ふと、気づいたことがありました。それは、隣同士、あるいは斜めの席同士で会話が派生して小さなまとまりができること。そしてその小さなまとまりが膨らんでいき、やがて全体のテーマとしてみんなで話し合っていること。
「はなすの種カード」は、話のきっかけとして確かに機能していたけど、転がり出した会話のサイクルは、やがて勝手に回り出す、ということ。 目玉焼きの食べ方一つで、大人がこんなにも盛り上がれるんだということ。
答えは“シンプル”
はじめは、葛藤もありました。「はなすの種カード」でお題を提示して「○○さんはどうですか?」と話を振ることを、嫌がる人もいるのではないかという葛藤です。
私自身、学校で先生に当てられるのは嫌でしたし、社会人になってからも自己紹介などで「自分の番」が周ってくるのは、どうにも苦手です。そう考えると、このやり方はかえってその場の緊張感を生み出してしまうのではないかと悩みました。
ところが、現にこの場はこんなにも盛り上がりを見せました。
ここに至るまでに、一つ工夫したことがあります。それは、とにかくシンプルなお題にすること。誰もが人生で一度は聞かれたことのあるような、「答え」を持っている質問であること。
このような場で気の利いたことを言う必要は全くなくて、
醤油!ソース!
答えはシンプルでいいということ。このことが、口を開くハードルをグッと下げてくれているんだと気づきました。そして、大喜利要素のない質問でも“ボケたがり”や“ツッコミたがり”はいると言うことも、今回確信したことの一つです。
答えはシンプル。はにふみと、場ったりオフ会と、はなすの種カードが大切にしたい合言葉が見つかった気がした第二回イベントでした。
ちなみに私は、戦いの様子を静かに見守っていた塩コショウ派です。
シンプルでいい。
誰もが、はなせる場所
そんなはにふみでは、これからもたくさんのイベントを企画し、たくさんの記事をアップする予定です。ぜひ、はにふみInstagramをフォローの上、最新情報をお見逃しなく!